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ヲタママ女医がいろいろ語ってみるか

普段はいたって普通のお医者さん、中身はオタク、一応ママ。少々腐ってます。

37.5℃の涙

  今朝の医局会で、『医師が一人減るので4月から週五回午前外来お願いします』と頼まれてしまい、動揺の隠せない私です。自分の外来日って、「休むと他の先生の負担が多くなって申し訳ないな。私がいると思って通ってきてくれた患者さんに申し訳ないな」と思い、何かがあってもすごく休みにくい。それが「月~金」毎日ですか、ハア。子供が病気になったりしても、毎日遅刻すらしにくくなります。頼む~娘よ熱出さないでね。 馬鹿でも何でもいいから、健康でいてくれ。。。って思う母親はダメ親でしょうか。

37.5℃の涙(1) (フラワーコミックス)

37.5℃の涙(1) (フラワーコミックス)

 

 昨日、この漫画読んだばっかりだったんです。ネットで見つけて、タイトル見ただけで、泣けちゃって。前にも書きましたが、子供が産まれて仕事復帰してから、私の一番怖い時間は「朝の検温」時。37.0超えると、体温計とまれ~とまれ~と念じてしまいます。

 <あらすじ>
37.5℃。それは、保育園にこどもが保育園に行ける、体温のボーダーライン。こどもが熱を出した。保育園には預けられない。病気のこどもを置いて仕事には行けない。でも働かなくては生きていけない――。身動きの取れない親たちに手を差しのべる存在、「病児保育士」。病気のこどもを人に預けて仕事に行くのは果たして“親失格”なのか?愛情とは 家族とは 親とは――答えの出ない問題に、笑わない病児保育士・桃子が真っ正面から切り込む!最後には必ず笑顔になれると信じて。

  主人公は、病児保育士の桃子。病児保育に子供を預ける親と子供の描写がリアルで、自分にも思い当たることが多く涙なしでは読めません。

 一番負担がかかるのは子供ってわかっていても、仕事も休みにくい、パパにも頼めない、実家の両親も遠いしってことで、私も子供が1歳前後の頃は病児保育を利用していました。幸い、離れる時だけ泣いても、病児保育の保育士さんにすぐになついてくれた娘。

 そういえば、1歳のお誕生日当日も「病児保育」に行っていて、保育士さんがカードに「1歳おめでとう」というメッセージと娘の似顔絵を描いてくれた事は、今思い出すと涙が出てきます。

 病児保育に預けるのにも、まずは登録して、小児科に行って診断してもらってと、すぐに預けれるわけではない上に、「病気の子供を病児保育に預けてまで自分は仕事が大事なのか」という心の葛藤(←多分ここが一番ハードルが高い)があって、そう簡単にみんなが預けれるわけではないと思います。「病気の子供をおいて仕事に行く母親」=「母親失格」みたいに感じて、長年やってきた仕事を離れる女性も多いのでは。

 そのことは、この漫画のモデルになった、フローレンス病児保育の代表の方のブログにも書かれてます。


フローレンスの病児保育がいつのまにか漫画化されてた件 | 駒崎弘樹公式サイト:病児・障害児・小規模保育のNPOフローレンス代表

 

 娘も6歳になり、0歳児から保育園でいろんな感染症にかかったおかげで、今年は5月に2,3日休んだだけです。同じクラスの半分以上がインフルエンザにかかる中、今年の冬は全く風邪知らず。強くなったな~~。今だから言えるけど、小さいうちにいろいろ免疫つけておいてよかったな。

 病児保育だけでなく、もちろん自分も職場に頼んで休みもらったり、夫が休める時は頼んだり、新幹線と特急電車で5時間かかる実家の母に来てもらったり、電車で3時間の義理母に来てもらったり、職場に熱出した娘連れて行って手の空いた看護師さんや事務員さんにみてもらったり、ありとあらゆる手段を駆使してなるべく仕事を休まないようにしてきました。今までの経験から、周囲の協力なしに一人では子育てってできないなと感じてます。私の場合、周りの理解や協力が得られたから仕事を続けられました。

 また、働く母親だけでなく、専業主婦ですべて一人で対処しているよ、というお母さんも尊敬してしまいます。それはそれで、不安も大きいでしょう。

 

 と、柄にもなく真面目なことを書いてみて、背中がこそばゆくなったのですが、この漫画、泣けるところもありつつ、ちゃんと少女漫画(のカテゴリーでいいのか?)らしく、主人公の恋愛や、主人公と親との葛藤(3巻で終わって、もう少し掘り下げてほしかったな)もなかなか見所です。主人公の親はいわゆる毒親です。主人公が最後に幸せになるところ読みたかったな。

 そして、イケメン上司二人。なんだか怪しいんです(ちょっと腐の匂いがw)。こいつら昔何があったんだー、誰かに教えてほしい。メガネ上司がもちろん右側ね(←オイ!)。

 最後の一文で何やら台無しになった気もするけど、この漫画をワーママにおススメしておきます。