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ヲタママ女医がいろいろ語ってみるか

普段はいたって普通のお医者さん、中身はオタク、一応ママ。少々腐ってます。

「コウノドリ」10巻

  どこよりも早い(多分)『コウノドリ』10巻感想です。本日発売されましたね。

 二ケタ巻数おめでとうございますーーー!!パチパチパチ!!

コウノドリ(10) (モーニング KC)

コウノドリ(10) (モーニング KC)

 

  表紙は、笑顔のサクラ先生。どことなく、ドラマでサクラ先生を演じる綾野剛さんに似てきてる気がします。あ~この笑顔、癒される・・・。

 

 

10巻収録の内容は、『無痛分娩編』と『長期入院編(前編)』です。早速、感想書きますね。

 

 読んでない方はネタばれ注意!!

 

無痛分娩編

 久しぶりにベイビーが登場します。ほんとにサクラ先生と同一人物なんでしょうか、ベイビーになると中性的で可愛いですよね、お化粧とかしてるし。

 院長が、無痛分娩をペルソナ病院でも行いましょうと、サクラ先生と四宮先生と麻酔科の船越先生を呼ぶものの、絶対反対の四宮先生と、やってもいいけど麻酔科と産科のマンパワーが足りないと話す二人。

 欧米では結構されている無痛分娩ですが、麻酔科の管理が必要だし、産科医、麻酔科医が足りないって言ってる日本で広がるのは難しそうですね。後、日本の風土的に「痛いの我慢して産んでなんぼ」みたいなのがあって、我慢強いですよ、日本の妊婦さん。

 というか、日本人は痛みに我慢強い気がする・・・時々、外国人の患者さんを診察しますが、日本人より痛みの表現の大きい事と言ったら。同じ手術でも術後の痛がり方が全然違いますから。

 今回のお話の妊婦さんは、心臓疾患があり、心臓に負担をかけないように「無痛分娩」で出産しましょうとサクラ先生は勧めます。こういう、医学的に無痛分娩が必要なケースもあるんですね。 

 それなのに、「自然に産んでなんぼ」とかいう友人が出てきて、この妊婦さん悩んじゃって、麻酔なしで産みたいって言いだします。日本って、こういう妊娠出産にまつわる迷信みたいなのよく聞きますが、一言いいたい、その根拠は!と。四宮先生は「誰かにくだらない迷信でも吹き込まれたんだろう」ってバッサリ切ってます。

 どんな産み方だって、母親になるのに変わりないんじゃないでしょうか。産むことも大変だけど、それははじまりで、母親としては産んでからの方が大変なんですし。産んだだけでは母性なんてナッシングでしたよ、私。育てていくことで、少しづつ赤ちゃんから愛情を教えてもらう、ほんとにそう思います。産む時は、とにかく母子が無事であるのが一番じゃないか。

 

 「無事に出産を終わらせる、それが僕らの仕事なんです」(BY:サクラ先生)

 

 10巻の決め台詞来ました!。ああ、カッコいい。こんなセリフ私も言ってみたいです。言う場面あるかなあ。

 私なら「無事に手術を終わらせる、それが私の仕事なんです」→白衣翻して手術室へ!とかどうかな。このセリフ、おばちゃんDrが言っても似合わないよねー。

 赤ちゃんは無事生まれ、病棟を立ち去るサクラ先生の後ろ姿、、、、素敵すぎて、、、、惚れてまうやろ!!

 無痛分娩編の見どころは、とにかくサクラ先生の後ろ姿!! と言っても過言ではない(あと、相変わらずツンツンの四宮先生。なのに表紙裏のカラーではピンクほっぺw←ここお約束だから言わせて)。

 

長期入院編(前編)

 3巻で登場したシンガーのアリサが再登場してサクラ先生に「1曲かいて」とおねだりするくだりから。どんな曲が書かれるのかなって、週刊誌読んでいた時は、想像(いや、妄想w)しまくりましたよ。曲の詳細は(後編)まで待て!なんですが、この長期入院編を最後まで読むと、しばらく涙が止まらなくなると思います。私は、長期入院編いろんな意味で毎週泣きながら読んでたなあ。

 

 メインの妊婦さんは、切迫早産で2カ月入院することになった七村さん。

 上にお子さんが二人(6歳&4歳)いて、夫と二人で育児しているお母さんです。3人目のお腹の赤ちゃんが切迫早産になり、即日入院することになりました。

 

 長期入院編の前半は、ワーキングマザーも他人事じゃないお話の連続ですよ。奥さんが急に入院することになり、頼れる実家もない父親が、二人の子供の育児を急に任されてしまいます。旦那さんは「やるんだよ」って気合十分ですが。。。。まー大変なことになるのは想像できる。

 子供は言うこと聞かないし、会社を定時退社するから、そのあと仕事を任される後輩には文句言われるし。上司もあまり理解なし。

 

「朝、子供ら起こして、朝飯食わせて、着替えだろ・・そんで、保育園連れてって会社来て仕事して・・・・保育園に迎えいって、晩飯食わせて、風呂入れて、洗濯して、洗いもん、次の日の保育園の用意して、おもちゃ片付けて、歯磨きさせて、寝かしつけて・・・・ハアーー」

 て、パパのセリフ(一コマです)。。。。まんま、夫が単身赴任でいなくて一人育児してた私のセリフじゃないかーーー!!!はい、これ、ワーママなら当たり前っすから。2カ月なんてとんでもない、これ何年もやってんのがワーママですから。私の場合、職場の理解が得られたから、保育園だけで何とか乗り越えれました。

 仕事、家事、育児に疲れて、イライラして、言うこときかない子供に八つ当たりしてしまうとか、身につまされて泣けてきます。6歳のお姉ちゃんは、けなげに頑張ってて、ああ、私も娘にこんな思いさせてたかもって反省しきりに。

 

 奥さんは、奥さんでずっと安静にしていなきゃいけないストレスでイライラしてて大変そう。

 女性以上に、男性の育児休暇とか、時短勤務とかには日本って厳しいですよね。

 これを読みながら、以前担当した、小さいお子さん3人いる女性が手術が必要で入院してたときのことを思い出しました。お子さんをお世話するために、父親が頑張ってらして、仕事も早めに帰って、時には休んでおられました。その時、父親の務める会社から病院に確認の電話が入ったんです。「ほんとに奥さんは入院が必要な状態で、夫が休む必要があるのか」って。

 この電話には私もさすがに頭に来ましたね。「父親は、家族が病気で看病&妻の代わりに育児するために休む」ことすら信じてもらえないのかなって・・・。女性に対する育児支援もそうですが、小さいお子さんのいる男性に対してももっと支援してもいいと思います。

 

 ちなみに、夫に「私が何か月か入院、または死んじゃって娘と二人になったらどうする?」と聞いてみると、「入院した時は、実家を召還+職場に何とかお願い+シッター雇う」、「死んじゃったら、俺はもう外科医としてはメスを置くしかない」と言ってました。病院で働いていると、急な病気、けがで入院とか、亡くなるとか目の当たりにするので、子持ちの夫婦で、片方がいなくなった時どうするかは、時々話し合った方がいいと思いますよ。

 

 1か月たち、限界が近づいた七村さんの旦那さんに、サクラ先生は「ファミリーサポート」を勧めます。というか、それもっと早く言ってあげて!サクラ先生!!。周囲のサポートが受けれるようになり、旦那さんも少し余裕ができてよかった。心に余裕がないと、人にやさしくできないよなあ、一人で抱えてる人はどんどん周囲に頼ってほしいですね。

 

 切迫で入院中の七村さんのほかにも、同室に二人の妊婦さんがいて、クールな吉野さん、旦那さんが強面だけど優しくて、夫婦で洋菓子店を営んでいる西山さん。西山さんの旦那さんが、大きい体で美味しいプリンを持ってきてくれるところステキですよ。プリンを美味しそうに食べるサクラ先生も可愛いくて萌えどころw

 あと、サクラ先生の自宅マンションがこの巻に収録されてます。アリサに頼まれた曲を作曲してるところ。一コマだけですが、サクラ先生のプライベートがちらっと垣間見えます。あの殺風景な部屋のゴミ箱には、ポヤングの空ケースがたんまり入っているに違いない!

 

 後編では、西山さん夫婦にとある出来事が起こります。ここからは、ハンカチもってなきゃ読めない展開になりますよ、待て11巻!!。

 10巻以降、11巻は10月23日に、12巻は11月20日にと、毎月発売です。この機会に是非『コウノドリ』読んでみてくださいね。

 

 

 10巻記念に、今回も懲りずにイラストを投下。

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 無痛分娩編で久しぶりに登場したベイビーちゃんと、惚れてしまったサクラ先生の後ろ姿ですw。これ、一応同一人物のはず。て、この人だれって聞かないでね、ベイビーですから似てなくても。

 ベイビーは、コウノドリキャラの中でも描きにくさNo1(私的に)。あの中性的な魅力をかき分ける画力が私にはありませぬ。

 

 そして、ドラマももうすぐですね。ドラマの取材協力にサクラ先生のモデルになった産婦人科の先生もいらっしゃるし、きちんとした医療ドラマになりそうで期待大です。公式HPから、PVも発表されましたよ、必見。

 吉田さん演じる小松さんに腕を抱えられた綾野鳥先生と、星野宮先生。何々?、カップル紹介?と思ったのは、私だけではありますまい。綾野さん180センチ、星野さん168センチ。漫画ではほぼ同じ身長の二人も、ドラマでは身長差ありますね。この身長差であれこれ妄想するのは、腐女子のサガでしょうか。ドラマも美味すぎるのう。

 

 ドラマは10月16日から、15分拡大で放送です!!お忘れなく。