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ヲタママ女医がいろいろ語ってみるか

普段はいたって普通のお医者さん、中身はオタク、一応ママ。少々腐ってます。

ドラマ「コウノドリ」第4話感想

コウノドリ

 おはようございます。最近、夜更かしができず、眠くてふらふらと娘のあっためてくれた布団に直行してしまってます。あったかい子供と、あったかい布団。この誘惑に勝てる人はいるのでしょうか?、いや、いませんよね~。

 

 コウノドリドラマ4話も素晴らしかったですね。見逃された方はこちらから↓(11月13日まで無料視聴できます) 

 

 今回は、漫画1巻の「切迫早産」の内容が丁寧に描かれてました。私が「コウノドリ」を好きになったきっかけは、この切迫早産のお話の下屋先生と鴻鳥先生が廊下で話しているセリフでしたので、このセリフが原作のままに表現されていたのに、胸が熱くなりました!。

 

 医療現場は、何が正解か、自分の選択は正しかったのか、家族の選択は?、迷うことも多いのが事実ですし、『結果が悪ければ患者さんとの信頼関係なんてすぐに崩れてしまう』世界だと思います。ドラマではよりそこが強調されていましたね。妊婦の田中さんに「女医さんだし信頼してたのに、なんで!」って横に顔を背けられた時の下屋先生の表情、見ているこっちもつらかった。

 

 手術の説明(インフォームド・コンセントと言います)をする時、患者さんに「先生、手術すれば絶対よくなりますよね?」とよく聞かれます。そういう時、私は「人間のやることなので絶対はないけれど、手術すればよくなるって信じて、私はこの手術やってます」と答えることが多い。悪くなると思ってやる手術なんて一つもないんです。手術以外の治療をすべてやって、他に方法がないから仕方なく手術しているという感じ。やるからには絶対成功させたい・・・普通の医者はこう思ってると思います。

 

 と、自分語り失礼・・・。

 

 早産時の帝王切開のリスクを丁寧に説明していた、鴻鳥先生と下屋先生。二つの命を預かる産科の先生達の苦悩がよく理解できるお話だったと思います。

 

 他科の私が語るのも何なので、産婦人科医のきゅー先生のブログをご紹介しますね。

 私は女医ですが「下屋先生可愛い~」って思いましたよ。松岡さんの迫真の演技、よかったと思う。最初の頃よりずいぶんお医者さんらしいなって。上手く行ったら喜び、上手くいかない治療に悩み・・・「自分なんかが医者になってよかったのか?上の先生が担当だったほうが患者さんにとってよかったのでは?」って思い。研修医ってそういうものだと思います。若い頃の自分もそうだったなって。まあ、今でも悩みは尽きないんですけども、当時より図太くなりました。

 

  さてさて、真面目なお話はこれくらいにして(←いや、ここが大事なんじゃないの)、以下は、私的4話の感想を書きますね。

 

 今回登場した田中さんご夫婦。とても素敵な旦那さんでしたね。着ているパーカーの柄が、大阪のおばちゃん風(失礼!w)なのはさておき、安静時のエコノミークラス症候群予防(妊娠はリスクの一つですね、肺塞栓の)に奥さんの足をマッサージしたり、泣く奥さんを励ましてあげたり。産まれたての赤ちゃんに「大地」と名付け、小さな手で指をギュっとされて泣いてるところ(本物の早産児でしたね、NICUで撮影したのでしょうか)、原作で何度も読んだ場面なのに、涙こぼれました。

 原作にはなかった、奥さんのご両親登場。これもよかったと思います。「母親のごめんね」ってセリフ。子供に何かあった時、いくつになっても「自分がついててやれば」て思うのが母親なんだなと。

 自分は、里帰り出産で、出産時は母と二人でした。ただひたすら痛みに耐え(ほとんど声出さなくて、静かでしたね、って言われた)てる私に、「母は、こんな痛い思いして産んだんだっけな。」とつぶやいてて。その時、自分もこうやって産んでもらったんだなあって、母のセリフが身に染みたなあ。母親の存在って有難いものだと、改めて実感しました。

 

 新しく登場した、新井先生。原作のイメージそのままで。「鉄の女」と呼ばれるのは、「どんな時も、自分の感情を出さずに、患者さん第一に仕事を全うする」ということですよね。カンファレンスの鋭いツッコミも、すべて患者さんのため。四宮先生にタイプが似てる(カンファで二人が並んだ時の「ツンツン×2」がね。自分が研修医だったら、ビビるわwって。二人の言ってることが「ごもっとも」すぎることだけに)。赤ちゃんに接する姿はとても優しく、最後のシーンで「クスッ」って笑ってるの美しかったです。

 彼氏にメールで「今日も当直(または急変)で行けない」と送っているのも女医あるあるだなって、昔の自分を思い出し遠い目をw。赴任当日に当直って、なかなかないけどねえ、普通。今橋先生と白川先生、(カンファで、もう一人今橋先生の横にいる人は新生児科医なのかな?)そろそろ限界だったのかな。

 院長先生(←キャラ的には結構好き)に、今橋先生が「今まで当直月8回が、6回になる」って言っていて、「月当直8回なんてしんどいな!」って思ってたら(もちろん翌日休みじゃないのよ)、ツイッターのTLで医師の方が「12回してる、とか、16回のことも」って書かれていて、「マジか!」って思ってたら、、、、そういえば自分も大学病院にいたときは「月10回~多いと12回」くらいはしてたかもと思い出しました。、、2日に一回くらいしか家に帰ってなかったわ。そりゃ、彼氏と音信不通にもなるなwww

 

 病院の屋上のベンチで、アイス食べてる加瀬先生と、ランニング姿で登場の船越先生&ダジャレ「アイスを愛するっ}。原作の設定、ここできたよーー!!(ホント、細かいところまで原作に忠実ですね)3人とも可愛すぎます。娘は、漫画読んでると、船越先生のダジャレで毎回笑うんですが、何故みんな笑わないのかなw

 

 ナースステーションでの小松さんとの会話はいつもなごみますね。「産科医はスマイル!」ってされてる下屋先生。サクラ先生も研修医の頃、小松さんに「スマイル」ってされてたのかなあって、最後の二人で楽器店で話しているところを見ながら思ってました。原作では、ここでサクラ先生が「ルパン3世のテーマ」を弾いてるんです。しかし、さすがに他局で放送中のアニメの主題歌は大人の事情で使えなかったのか、ピアニストの清塚さん(ドラマではマネージャーの「ケンちゃん役」)がコウノドリのために作曲された「Brightness」を弾いてらっしゃいました。

あなたのためのサウンドトラック

あなたのためのサウンドトラック

 

  こちらに収録されていて、iTunesでもDL出来ます。CDは購入済みで、うちで流して聴いていると「コウノドリ」の各シーンが思い出せてジーンとしていいですよ。娘はハルカちゃんとベイビーが弾いていた「Brightness」が大のお気に入り。キラキラした未来って感じで、明るくていい曲で大好きです。

 

  来週の5話は、未成年妊娠のお話のようです。色んな社会問題が詰まってそうな予感。原作の高校生より若い中学生設定ですし、「14歳の母」というドラマを思い出します。実際の産科医療現場では、中学生の妊娠というものも結構あるんでしょう。娘持ちの自分としては、いろいろ考えちゃう内容になりそうです。サクラ先生の「性教育」のお話もあるのかしら?私は、とりあえず娘に「コウノドリ」読ませて&見せて教育中です。女性にとっては大事なことだよね。

 

 

  最後に、今週最大の萌えどころを落書き。

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 (NICUやナースステーションに、よくこういう可愛い手作り人形とか置いてあるんです。大抵、お婆ちゃん患者さんが入院中に作ってて、くれたりするんですよ)

 こっそり産まれた赤ちゃんの様子をNICUに見に来た四宮先生。サクラ先生と目が合って、挙動不審にきょろきょろ。「よかったな」って声かけたいけど、かけられないのかなって。四宮先生と見つめあうだけで、何かを悟り「ふっ」と笑顔になるサクラ先生。全くセリフがないのに、二人の目線としぐさだけで「ああ、二人の想いはつながってる」んだなって、わかりましたとも。

 (それまでしみじみして見ていたのに、この場面で「うわああああああ、萌え!」ってなってしまった、腐った私です。公式さん、入れてくれてありがとう)。

 サクラ先生と目が合って、去っていく四宮先生。つぼみちゃんの病室に行ってかけた言葉が切なかったです。四宮先生を誰か幸せにしてあげてください(それはたぶん、サクラ先生の役目に違いない)。