ヲタママ女医がいろいろ語ってみるか

普段はいたって普通のお医者さん、中身はオタク、一応ママ。少々腐ってます。

ドラマ「コウノドリ」第8話感想

  毎週金曜日のお楽しみ「コウノドリ」ドラマ8話感想です。

 

と、その前に。

 

 今週木曜日に発売されたモーニングに載っていた「コウノドリ」に、サクラ先生の産まれる前の母親の事、「サクラ」という名前の由来、そしてサクラ先生の産まれた年が描かれてまして、原作のサクラ先生と私は、同じ年産まれということが判明しました(単行本では13巻に入る内容)。

 なんだ、サクラもハルキも同級生か・・・じゃ、同期の医者ということで、呼び捨てにしてもいいかな?私w←こら!。確かにその年産まれたなら、40一歩手前ですわ。そろそろ当直とか深夜の呼び出しとかが肉体的にきつくなってくる頃よ。サクラとハルキ頑張ってるなあ~~~(と、同期として思ってみる)

 

 いきなり、どうでもいい呟きスイマセン、、、、ここからがドラマの感想です。

 

 8話は、原作では、2巻に入ってた「無脳症」編と、6巻に入っていた「口唇口蓋裂」編を中心とした内容でした。見逃した方はこちらから~(12月11日まで)↓。

 今回のお話は、お腹の子供にもし障害があったら・・・その時、親としてどう受け入れるか、医療者としてどう支えるかがテーマのように感じました。

 

 また、医療者側と患者側の感じ方の違いも丁寧に描かれていたと思います。

 

 医療者にとっては、ありふれた病気であっても、患者さんにとっては0か1かなんですよね。そして初めて経験することばかり。

 外来で、患者さんは症状について「こんなに痛いの自分だけ・・」「なんで自分だけがこんなことに・・・」とよく言われるんです。

 でもね、自分だけしかない病気なんてほとんどなくて、私たちから見れば、その症状は「毎日のように」診てる疾患であり、ありふれてる。よくあることですからね~と、四宮先生のように、淡々と治療してしまうこともあって。患者さんの立場からすると一大事なのに。

 「口唇口蓋裂」は手術すれば治る・・って、医療者は言っても、患者さんにとっては「手術しなくちゃいけない病気」ってだけで、もう大変なこと。

 その感じ方の違いを、よく胸の中にとどめておかないといけないな、と反省しました。

 

 そして、無脳症や先天性疾患などの、どうしても救えない、治せない病気が、現代医学をもってしてもまだまだ多いのも事実。

 そんなときに思う「僕たちは無力だね・・・」。治せるものなら、治したい、それは患者さんも医療者も同じです。

 治せない患者さんを前にすると、私はいつも自分の無力さを痛感します。

 

 2年前に無脳症児を死産した妊婦さんの2度目のお産の時、サクラ先生が泣いていて、私、この気持ちがよくわかるんです。以前の治療でつらい思いをした患者さん(だったり、障害が残った患者さん)が、立ち直って前を向いてくれること、これ本当にうれしくて。外来で元気な姿みるだけで「ウルウル・・・」ってなってることもあります。医者が泣いてどうする!って、自分でツッコミつつね。ほら、私だって人間だもの、泣いちゃうよ。もう15年も医者やってるけど、泣けるんだもん、しょうがない。

 

 最終的に、子供を育てるのは親で、障害を受け入れることができるもの親で、医療者の出る幕なんてほんの些細な時間です。病気の本人もつらいかもしれないけど、支える家族にだって一大事。

 私は高齢者疾患を診ることが多いのですが、高齢の患者さんを診るとき、その患者さんのご家族関係、家族構成はチェックします。支えてくれる身内がいるかどうかが、病気そのものの治療より大切なこともありますからね。

 育児におていは、母親だけでなく、パートナーの旦那さんも大事で。母親は自分の子供の事ばかり心配して、自分の事(健康面含め)は二の次になってしまいがちなんです。旦那さんはせめて、子供より奥さんを一番大事だと支えてあげてほしい。川村さんの旦那さんが「お腹の赤ちゃんより、お前の命が大事だ」と言ってあげてるところは大切な場面じゃないかなあ。

 コウノドリに出てくるご夫婦の旦那さん、みんな素敵な旦那さんばかりだなあって、毎回幸せな気分にさせてくれます。だから、男性にも是非見てほしいですね。

 

 さて、大筋の感想は以上で、あとは簡単に雑感を。

 

 今回、私が最大に泣いたのは、口蓋裂の妊婦さんのおばちゃんのセリフです。原作にもあって、大好きな場面がドラマで再現されていました。

 おばあちゃん「カワイイねえ」 

 お父さんの「親が自分の子供を愛せないわけないないだろうが、バカヤロウ!」

 どんな障害を持ってても、赤ちゃんは純粋に可愛い。そう言ってくれたおばあちゃんに救われますね。ううう、、、何度見ても泣ける。

 

 今週、みんなでどうにかして「ツンツン」四宮先生を笑わせようとしてましたね。医療者には「スマイル」もやっぱり大事。

 小松さんの「ハニワ」を無視して、「サクラ」からの、サクラ先生のアッチョンブリケwwww(←娘大爆笑)。四宮先生の後姿、ちょっと笑ってなかった?これで笑わないなんて手ごわすぎるぞ、四宮先生。

 

 患者さんには淡々と説明してても、ちゃんと形成外科の先生に連絡を付けていた四宮先生。電話したサクラ先生がその事実を知り「フフッ」と嬉しそうなところ(さすが四宮・・って思ってたに違いない)、そして角田看護師さんに責められても

「フフッ、でもいいんだよ、しのみやはしのみやで」 と、四宮先生の優しさを一人理解しているところ。なんですかね、これ、愛?

 ええ、萌えましたとも・・・とってもw。

 

 余談ですが、「医者に対するクレーム」って、必ず医者本人じゃなく「看護師さん」や「医療事務員さん」にされて行かれる方が多いです。待ち時間が長いときのイライラをぶつけられるのもコメディカルが多い。いつも、申し訳なく思ってます。

 

 2年前、無脳症児の出産が終わり、スタッフの部屋で二人きりで会話するサクラ先生と、四宮先生の場面。

 「しのみや・・・・」(サクラ先生)

 「ん?」(四宮先生)

 「僕たちは無力だね・・・」(サクラ先生)

 この「ん?」ってセリフに四宮先生の最大の「デレ」を感じたんですけども。四宮先生もサクラ先生のつらい気持ちをわかってますよね、違いない!!

 

 さらに、カンファレンス後の白川先生の軽率な発言に対して、激怒りの二人。

四宮先生の白川先生への足ふみ!!原作でもありましたが、思いっきり踏んでましたね!痛そう~。

 そして、「四宮のわかりづらい、白川先生に対する愛のムチなんじゃないの」って、最後に「えいっ」ってサクラ先生も足ふみ。

 「わかりづらい」のを、なんでいつもわかるんでしょうか、サクラ先生~~~~!!ここ先週も同じようなやり取り見たような。

 

 新生児科医に向いてないかもと言う、白川先生。今橋先生、新井先生のフォローもはいり、赤ちゃんだけじゃなく、その家族の事も考えれるようになって成長していました。最後の赤ちゃん見る笑顔が素敵だったあ。安定の、白川先生と下屋先生のやり取りも可愛くて。同期だからこそ、言いたいことも言って分かり合えるところもあるというか。

「俺がやめたら、お前さみしいべ」。寂しいのは白川先生あなたでしょうよ。

 白川先生、実は下屋先生の事好き?って思っちゃいます。でも、下屋先生は小松さんの事が大好きだから、白川先生せつないね←私の妄想。

 

 川村さんの出産に、ライブ会場から慌てて病院に戻ったサクラ先生の「口紅!」。かなりがっつり口紅でした。ベイビーの格好は女装なのか・・・うーん?あれは、誤解を生んじゃうよねw。「サクラ、お前、その口紅どうした!」って四宮先生に怒られちゃうw。

 

 最後に、妊婦さんから「患者さんには優しくしてください」と言われたあとの、四宮先生の

「アハッ!」スマイル!!

アハッて、ほんとに言ったよ、アハッて。原作どおり。ありがとうドラマスタッフさん。

 小松さん「笑った?」

 四宮先生「笑ってません」のやり取りも。

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  (やっぱり、ここを描いておこうとかと。朝録画でドラマ見た娘も「四宮先生が笑った」と大喜びでした)

 サクラ先生のびっくり顔からの笑顔。惚れなおしたか・・・・w

 

 さて、来週9話は、7巻のNICU編がメインのようです。本物のNICUでも撮影が行われたようですよ。原作読んでると切ないお話で涙は必至です。そして、つぼみちゃんもピンチ。屋上で泣く四宮先生が見られるかもしれないですね。また一週間ドラマを楽しみに仕事頑張ろうっと。