読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ヲタママ女医がいろいろ語ってみるか

普段はいたって普通のお医者さん、中身はオタク、一応ママ。少々腐ってます。

ドラマ版「フラジャイル」感想

マンガ・アニメ感想

 めったに腫瘍の手術はしない、マイナー系外科医の私ですが、今日は珍しく小さな腫瘍を取って、病理検査に提出しました。病理検査の依頼書、たまにしか書かないから書こうとするとちょっと緊張しちゃいますね。

 ん?こんな書き方じゃ、岸先生に怒られるかもってガクブル(←注:勤務先には病理医はいません。気持ちがこうってことで)

 病理検査と言えば・・・1月からの病理医ドラマ「フラジャイル」始まったので、見ております。

 1,2話まで見た感想としまして、『コウノドリ』と違いリアリティを追求した医療ドラマと言うよりは、エンターテイメント的な医療ドラマだな~と。これはこれで、面白いですけどね。

 いわゆる『ツッコミどころ満載の医療ドラマ』の範疇。

「俺の言葉は絶対だ!」「うちは10割出しますよ!」

f:id:otajoy:20160127202635p:plain

(OPがカッコいいので描いてみた…相変わらず3次元は似ないな~)

 長瀬君演じる、岸先生は文句なくカッコイイです。一度は言ってみたいな、こんなセリフ。

 実際の臨床の現場では、診断がつかない場合や、100%の診断率を出すことは困難だから、ドラマでくらい夢見ていいよねって。

  ただねえ、つっこみ入れると、病理医が病院から出て、患者さんの家の家宅捜索したり、他のDrのID盗んで検査予定変更したりはしないよね。臨床医と病理医は、そこまで仲悪くないですしね。病理の先生のお言葉は、いつも信頼しております。

(あと、小雪さんのようなミニスカ&白衣外科女医はいないよー。外科医なんてスクラブの上に白衣がデフォ。でも、肉食系な女医はいる)

 

 つっこみどころは多いけれど、世の中の方がたに『病理医』という医師がいて、その仕事の重要性を知ってもらうという意味では、このドラマ成功してると思います。

 

『医者のための医者』それが病理医。

  

 画像診断をする放射線科医も同様で、患者さんを診ずに、検体、画像だけで診断を付ける科は、変な先入観を持たず、そこに映し出された結果のみを見てくれます。臨床医の所見&病理医の所見&放射線科医の所見とあわせるとより診断が正確になる。

 治療の第一歩は『正しい診断』につきますから。そのために、日々研鑽しているのが、放射線科医や病理医で。臨床医は診断もするけど、その診断を元に治療を進めていくのが大きな仕事です。

 治療が上手く行った患者さんに直接『ありがとう』と言われるのは主治医。でも、その診断を支えるために、沢山のスタッフが働いてくれているのを知っていてもらえたらなあって。

 このドラマでは、臨床検査技師の森井君も重要人物の一人。病理医がいても、そこに標本がないと診断はできません。血液検査にしてもそう。検査技師さんいないと、結果すら出ない。

 私、大学生の頃、先輩に頼まれて、基礎講座の病理学教室で、標本を作るアルバイトしてたことありまして。(術中迅速診断以外の)病理の検査って、組織を摘出して1~2週間結果が出るのにかかります。なんでそんなに?と思われるでしょうが、ホルマリン漬けの標本をパラフィンで固めて、冷やして。それを薄ーくスライスしてプレパラートにのせて、染色(標本を染めるのに、数種類の薬品の中を交互に漬けていく)。そしてやっと、顕微鏡で見れる状態になるんです。

 この薄くスライス~から染色をアルバイトでしてたのですけども。。。素人の学生には薄く切るのさえも慣れるまでは大変でした。この仕事を毎日されてる技師さん、ほんとにお疲れさまです。

 

 病理の思い出といえば、学生の頃の病理学の実習も印象に残ってます。どこの大学でも、病理学の実習は、ひたすら顕微鏡を見て細胞をスケッチ(しかもカラー)。ピンクと紫の色鉛筆だけ異様に減ります。目も疲れる~。

 教室に何十台もの顕微鏡と、それを見て黙々とスケッチする医学生がずら~っと。

f:id:otajoy:20160127162315p:plain

 (フラジャイルドラマの公式HPより画像拝借。公式HPの「病理診断」面白いですよ)

 悪性細胞は「細胞の顔つきが悪い」ってよく言われてたなあ。

 擬人化すると、良性細胞「どこにでもいるような顔で無表情のモブキャラ」で、悪性細胞「一目見て、あ、こいつやんちゃなやつだ、っていう表情豊かな顔の濃いキャラ」って感じか・・・・ww(病理医の先生に、悪性、良性細胞を擬人化してほしいな、私じゃ上手い言葉が出てこないわ)。

 

 と、私の経験談はここまでにして、ドラマに話を戻しましょ。

 

 岸先生の好物は麺類。朝ごはんは、焼きそばパン、昼ご飯はカップラーメン。

 えーっと、『コウノドリ』同様、『フラジャイル』、お前もかあ~~!

 ドラマ(漫画)に出る医者はパンか、麺類か、カップ麺しか食べない決まりでもあるのかね。多分、実際は、もうちょっとましなもの食べてる。。。。ハズ(自信なし)。

 

 そして、当ブログらしく腐女子らしい意見も書いておこう。

(注:妄想は二次元の関係性でしております、俳優さんとは関係ありません)

 ドラマは、『森井×岸先生』押しってことでOK?。宮崎先生入ってくるまで、二人で病理を切り盛りして。岸先生が唯一認めてた男、森井。そして、そんな森井君の尻に敷かれて、こきつかわれてる岸先生。「これ全部、明日までに診断してくださいね!」と強気な年下検査技師。岸先生の気持ちを宮崎先生に代弁する、森井君。「岸先生の事は俺が一番分かってる」風なオーラが、そこに。

 そんな森井君に、甲斐甲斐しく、毎朝クリームパンを買ってきてあげる岸先生は、意外とかわいいじゃないか。

 

 

 BLでは王道の『下剋上』『年下攻め』てことですよね~。

b-BOY LUV (18) 下克上特集

b-BOY LUV (18) 下克上特集

 

 

b-BOY LUV(8) 年下攻特集

b-BOY LUV(8) 年下攻特集

 

  ↑ほら、特集組まれるくらい、この組み合わせは鉄板なのよ、うんうん。

私だけじゃないからね。私だけじゃ、私だけじゃ・・・・。

 

 深くは考えず、エンターテイメントとして楽しめる医療ドラマとして、『フラジャイル』推しておきますね。病理医の仕事がどんな仕事なのか知りたい方も是非。

 

 3話は、本日10時からです。