ついに、今日発売になった「腐女医の医者道!」。
本が届くより先に、同時発売となったKindle版で早速拝読いたしました(Kindleは発売日の0時からDLできるのです)。
こちらで、一部の本の内容が読めますよ~。
とにもかくにも、まず一言。
さーたり先生、書籍発売おめでとうございます&そして執筆お疲れ様でした。
ささやかながら、おめでとうイラストを描いてみたり。さーたりご一家のメジャーデビュー記念に、さーたり松一家のつもりです(「腐女医」向けに、松マーク入りスクラブできないかねえとか考えつつ。松スクラブ着て「全力バタンキュー」聞きながら手術したらどうだろうとか・・・終わったら、そのままバタンキュー。手術はいつも全力で!←この妄想癖どうにかして)。ん~しかし、似せるのが難しくて、旦那さんとかだれ?ってなってスイマセン。
と、そんな話はさておき、早速本文の感想にいきたいと思います。
注:内容のネタバレあるので、未読の方は注意!
外科医で漫画家で2児の母で・・さーたり先生のスペックには程遠い私ですが、それでも共通点は多くありまして。
メスを持つ外科系女医&オタク(しかも腐成分あり)&夫も外科医&娘持ち&30代・・・そんな私が、さーたり先生の本を読んだそのままの感想って思って読んでいただければ幸いです。
本編にはいる前に・・・
まずは表紙。 ポップで可愛い。
皆さん気づかれました?さーたり先生の白衣姿に隠されたキャラクター。
3つあって(以前ツイキャスでお話されてました)、私は、はじめ一つしか気づきませんでしたよ。ケイタイのストラップが『幽遊白書』の『凍矢』ってところだけ。
凍矢のストラップといえば。昨年「腐女医会」でさーたり先生にお会いしたとき、待ち合わせまで時間があったので、秋葉原にあった『幽遊白書』のガチャガチャを試したところ(←これを試すアラフォー・・w)、一発でGET。凍矢好きのさーたり先生にプレゼントさせていただいたのでした(その他「ハイキュー!」のノートとか・・・ゲフンゲフン)。懐かしいなあ。あとの二つは、さーたり先生から説明あるかな?探してみてくださいね。
そしてプロローグページへ。
私も、某コンビニの特典クリアファイルゲットしております。最近はサントリーとイオンと刀剣乱舞のコラボで、ペットボトル8本買って刀剣乱舞のノート2冊ゲットしたり。腐女医にとってはこれが日常・・・・と思いたい。
外科医のモーレツな日常!
「外科医の1日」・・・大学病院時代を思い出しました。オペしながら何度「お前、ちゃんと論文書けたのか?あの実験はどうなった?ウンヌン。。」オペじゃなくそっちに滝汗かいた記憶が走馬灯のようによみがえる。ほんと、外科医っていつ寝てる?ってくらい、若い頃はモーレツに働いてますよ。描いてある事は嘘じゃないです。
そんな中、一番共感したのは
オペ後のご褒美チョコレート!!!!
(「アナ雪」のエルサとアナのハモリを思い出してください)。
自分で執刀したオペが終わった後に食べるチョコって、なんであんなに美味しいんでしょう(私だけ?)。昨日も食べたわ。。。そりゃ太るわ。オペで消費したカロリー以上のものを食べているのだもの。
外科系なので手術は好き。終わった後の爽快感、これだから手術はやめられないよ。
あと、子持ち女医の「子連れ回診」「医局に子連れで仕事」。これはあるある!。私も何度もやってます。0歳児の発熱娘(熱はあるけど元気で、託児所に呼び出された)おんぶしながら回診とか、赤ちゃんの娘を膝にのせてカンファレンスとかしてました。
本の中には、さーたり先生が「マイナビニュース」のWEBサイトで連載されてたお話も沢山載ってまして、以前私のつぶやきを取り上げていただいた4コマ漫画も収録されてます。わー、ちらっと本に出演できて、感激です。感謝、感謝。
↓この記事で紹介してる4コマです。
以前、マイナビニュースに描かれたり、ツイキャスでお話されていた『肛門異物』『尿道異物(まさかあんなものがアソコに!?)』もばっちり収録。面白すぎて、腹痛いです、必見!。
さーたり先生が「外科医になったきっかけ」も描き下ろされてます。ほーそうか、そうだったのか。ちなみに、私が今の科に決めたのは「オペもできて、老若男女すべての人が対象で、保存的から外科的治療まで一貫してできる。そして人がめったに死なない科」ってところですかね(さて、私は何科でしょう?)。
描きおろしの「女医のイメージ」「女医の合コン」。そういや、昔、目の前で同じ医局の同期の男子に「結婚するなら眼科の女医がいい」とか言われたわ(パートでもそこそこ稼いでくれて、綺麗で、メジャー科ほど忙しくなく、自分の世話をしてもらえる・・ってさ)。「女医」より「ナース」って言った方がモテるのもそうだしねえ、、って、言うほど合コン誘ってもらったことないよ。
オフ会は山程行ってるけど・・・・・。
フライトドクター・さーたり
さーたり先生のフライトドクター時代のお話し満載。ドクターヘリ運用してるところって、まだまだ少数なんで、この話は貴重です。ホロリとする場面も沢山。
私、田舎の病院勤務の頃、急患をヘリで大きな病院に運んだことがあります。ドクターヘリと違い、海上保安庁や防災ヘリは呼んだら向こうまでは連れてってくれるけど、帰りは送ってくれないんですよね。
行きは15分、帰りは2時間(タクシーか電車)~♪♪
あと、ヘリの中ってうるさくて普通に会話できません。会話はイヤホン&マイク越し。そして揺れる、揺れる。搬送先の病院について、重傷患者さんを送り出した時の安堵感、今でも思い出すなあ。
医者でオタク!
あ、ここにも凍〇が(今更隠さなくてもw)。
はい、医者ってオタク多いですよ。そして、なんでもとことん追求する。そして、趣味で大好きなものにはお金に糸目をつけない傾向も。
「置いてある本全部下さい」・・・・もちろん私もやってますとも。
(ん?ここで「コウ〇ノ」同人誌売ってるベイビーのコスプレした人って、、もしや!?)
話の中に出てくる、80歳のゲームにはまるおじいちゃん、可愛い♡
医局で「隙あらばパズドラ」の先生にも共感。私も最近「隙あらば刀剣乱舞(休憩時間に遠征にちょこっととか・・)」してます。検査の結果待ちとか、手術の順番待ちとか、当直とか、医者って意外と「何かを待ってる時間」っていうのがあるから、そういう時に隙間時間でできる携帯ゲームとかは気楽ですよね。ね!(同意求める)
「検体整理×オタク」・・・流花は脾臓コンビ・・・・ばっちり覚えましたよ、さーたり先生っ!!(わかる人にはわかるこの略語)。
「医者とオタクの両立」・・・身に覚えのある事ばっかり。私は自分で「顔で生きられるほど可愛くないから、ひとりで生きられるように医学部いこう」って思って医学部はいった口です。
こんなこと描かれてますが、さーたり先生、お顔も可愛いですよ!実際に会ったことがあるので私が保証します。お母さん、なんてことを・・(きっと、娘を医者にしたかったんでしょうねえ)。
学生時代は時間があるのに金がなく・・・・今は金があるのに時間がない・・・全くもって同意します。
さーたり先生、あとの希望は定年後!ですよ。
今のうちにお金を貯めて、子供も育てあげ、定年したら毎日オタク三昧!!いつでも、お付き合いしますよっ。孫をダシに、子供向けヒーローショーもアニメ映画も見放題ですわ。
医者を続けるということ
もう泣くしかありません・・・
ちーん。
ティッシュ一箱持ってきて。うっ、うっ、うっ(涙)
自分でも思い当たることが多すぎて、、旦那さんへのもやっとする思いも。
出産も、育児もキャリアの上ではマイナスではあるけれど、相手をする患者さんは、親であり、子であり、母であり、妻であり、父であり、夫であり、人生の様々なステージにある方々で。小児科や産婦人科じゃなくたって、出産して子育てした事は、医師という仕事をする上での強みにもなる!これは無駄じゃない!と、育休中の私は思っておりました。
医者の仕事相手はモノでも機械でもなく人間だもの。
そして医者も人間だもの。
母だって、妻だって、ヲタクだって、腐ってたっていいじゃない。
さーたり先生、素敵な本をありがとうございました!
これからも、(勝手に)私設応援団長として、応援しまっす。
さ、早く「腐女医の医者道!」ドラマ化かアニメ化来ないかな~~。待ってるよん。