ヲタママ女医がいろいろ語ってみるか

普段はいたって普通のお医者さん、中身はオタク、一応ママ。少々腐ってます。

ドラマ2期「コウノドリ」第5話感想

 ドラマも折り返し地点の5話。

 プリンを用意し、原作10巻、11巻の「長期入院編」を読んで予習してから5話を視聴しました。

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 (小松さんとお揃いのマリメッコのマグカップ買っちゃった。可愛いんです~)

 

 妊婦の西山さん・・・・・・・・・ダメです、涙が。。。。

 原作のセリフと展開がほとんどそのままなんです。そして、原作の旦那さんそのまんまの旦那さん(「殺し屋か・・」まで一緒)。プリンももちろん登場、つ、つらい。。。


 西山さんの出産の感想は上記の記事に言いたいこと書いてしまってるので、よかったら見てやって下さい。同室の七村さんの旦那さんのワンオペ育児奮闘ぶりも原作では出てきます。そこはカットされちゃったのがもったいないので原作も是非。

 

 お腹の赤ちゃんが死んでしまったご夫婦もつらい、その事実を告げるサクラ先生もつらい。何か原因があればまだしも、原因のわからない不幸な出来事というものも医療にはある。

 下屋先生がカイザーした大松さんご夫婦の、子供の障害(まだはっきり決まってませんが)をすぐには受け入れられない気持ちもわからなくはないんです。退院後の子供を育てていくのは医療者ではなくご両親。今回のドラマでは、そのことを特に強調していますよね。

  現実にはこんなつらい話もある。きれいごとだけじゃない。

 この記事に対する、実際に心疾患を持つお子さんを育ててらっしゃる母親が書かれた記事↓


 私は医療者だから、四宮先生が「目の前に車にひかれて死にそうな患者さんがいたら助けようとするだろ。その時は後に障がいが残るかどうかなんて誰も考えてない。緊急オペってそういうものだろ」と言うのもかわります。その場ではできる限りのことをして何とか命を助けようとする(超高齢者の延命治療などは除きます)脳出血でも、脳梗塞でも、脊髄損傷でも運ばれてきたときは、まずは命を最優先。今まで仕事をしてきて、命は助かった、でも障がいは残った人を沢山診てきました。今まで動いていた手、足が突然動かなくなる。老化によって今までできたことが徐々にできなくなる。「死んだほうがまし」「早くお迎えこないかしら」と言われることもあります。「治せないこと」がわかってるだけに、それをどう受容していただくか、納得していただくか、残った機能をフルに生かすためのリハビリに前向きになっていただけるか、毎回説明に頭を悩ませます。

 それを受容できる人、出来なくて医療者に怒りをぶつけてくる人、いろんな人がいました。「病気が治せないのなら、その人が暮らしやすい世の中になってほしい」と願わずにはいられません。自宅のバリアフリー化や、気軽に通えるリハビリ施設、公共交通機関の整備、障がい児を育児中の両親をサポートする制度(ほぼ、母親が働けなくなることが多いです)、ベビーカーを持って入っただけで電車内で迷惑がられる世の中が変わって、障がいがあってもなくても暮らしやすい、そんな世の中になって欲しいなというのが、普段仕事をしていて感じることです。病気を治すだけじゃない、その人の体の機能に合わせた環境作りというのも大事な事じゃないでしょうか。

 下屋先生じゃないですが、患者さんに寄り添うことって難しいですね。西山さんの旦那さんのような、その人を支えてくれる身内の方がいらしてくださるなら医療者としても心強い。老々介護、ひとり暮らしの高齢者、身近にサポートが全くない人もおられて、少子高齢化が進むと、今まで以上にこういったサポートのないかたをどう支えていくかが問題になりそうです。

  

 七村さんの家に送られてきたプリン。西山さんも少し心の整理がついたのでしょうか。ここで最後の涙腺が崩壊しましたよ私、ああ、よかったって。

 

 長期入院編ということで、長期入院してる患者さん同士の関係の事も少し。長く入院してる患者さん同士はグループができてたり、オツボネみたいな患者さんがいたり、大部屋だとそこでも色んな人間関係があります。入院患者さん同士でのちに結婚とかもありますよ。お互い励ましあえたり助け合えたりすればいいですが、実は結構色々トラブルもあります。その辺は、私より患者さんに近い看護師さんの方が詳しいでしょう。

 

 6話は、ついに原作12巻の下屋先生のあの話が。これもつらいお話で、涙腺がゆるむと言うか、ただひたたすらしんどい。原作で描かれたサクラ先生と下屋先生の師弟関係が素敵なので、そこも描かれるといいな。

 

 

  そして、ここからはいつものように思った事をつらつらと書きますね。

 

 白川先生ほんとに成長したなあ~~。カッコよすぎます。最後に下屋先生がオシャレなバーでサクラ先生と小松さんと3人で飲んでいた場面で「大人の階段上っちゃった?」とか言ってましたが、まさか白川先生と?!。白川&下屋コンビはやっぱり可愛いくていいですね。つかず離れず仲良くして、お互い切磋琢磨するところ見ていて微笑ましいです。

 

 四宮先生、、プリンに頭悩ませてましたね~~、で、結局食べるんかい!と。なのに忘れてて賞味期限切れのものを下屋に渡す。。。デレと見せかけてツンとか、デレツンまで繰り出してくるようになりましたか。あれも、四宮のわかりにくい愛情なんでしょうけどね。しかし、ジャムパン二個は多すぎないか。牛乳にも「四宮」って書いてあるし、ジャムパンと牛乳だけは譲れないんですね(残り一個はきっとサクラ先生にあげたんだと妄想はしておきましょう)。

 

 1期ではしてなかった、今橋先生の老眼鏡も気になります。この二年で老眼が進んじゃったんですね。私も最近スマホを少し話した方が見やすくなってきたので人のこと言えません。

 

 原作では女版四宮と言われていた倉崎先生、ゴロー先生への対応が四宮先生みたい。ドラマ版ではもしや、倉崎先生の指導医は四宮先生だったりするのかもしれませんねえ。似たもの師弟。

 

 屋上で空をみながらたたずむサクラ先生と四宮先生、1期ではここで「(つぼみちゃんを)助けてあげたかった」と泣いていた四宮先生だからこそ、何も言わずサクラ先生の気持ちに寄り添って「明日も晴れそうだな」と。結局何が起きても、仕事は次々やってきて次の日に進まないといけない。前向いていこうっていうメッセージだったような気がします。晴れの日の中、アカリちゃんを見送れてよかったなっていう意味かもしれませんけど。

 

 今週もいろいろ自分なりに考えさせられました。プリンは美味しいし、赤ちゃんは可愛い。今週は、私子宮がん検診に産婦人科に行ってきましたよ。検診は大事ですよ~是非受けてくださいね。