ヲタママ女医がいろいろ語ってみるか

普段はいたって普通のお医者さん、中身はオタク、一応ママ。少々腐ってます。

ドラマ2期「コウノドリ」第8話感想

 12月になりましたね~。今年もあと一か月、ドラマもあと残り4話。

 白川先生の転機となる、原作19巻「NICUPart2」が盛り込まれていた8話。四宮先生が実家に行く話は、現在モーニングで連載中で22巻に入ると思われるけど、原作とは大分違う展開のようです。

 

 白川先生のお話の部分、ほぼ原作通りで、医師ならだれでも通った道かもしれません。19巻の感想で今日のドラマをみて言いたいことはほぼ書いていました。


 研修医期間が終わり、まだ一人前とはいえない時期。それでも、後輩もできて指導できるようになったりして、少し自信もついた頃に、自分の力を過信してミスをする。医師ならずとも、そういう経験に心あたりがあるのではないでしょうか。今橋先生も、サクラ先生も身に覚えがあるから、白川先生を心配してる。

 医師は、患者さんの症状や検査結果をみて、診断を下します。一つの症状や検査結果からでも沢山の鑑別疾患があって、その中から最も可能性が高いものを考え、まずその治療を試します。でも、心のどこかでは「ほんとにこの疾患であっているのか?」ということを考えていて、最初の治療がうまくいかない時は、もう一度他の病気の可能性を考える。白川先生の場合も、医療ミスと言うよりは、最初の鑑別疾患に固執して他の疾患について考えなかったこと、そのことを他の医師に相談しなかったことが、大きな過ちで、それをはっきり伝えて責任をちゃんととらせようとするところに今橋先生の愛を感じました。

 治療が上手くいかなくて患者さんにミスじゃないのかと責められるのはつらい。結果によっては訴えられることもある。白川先生の表情がリアルで、ほんとに胸が締め付けられました。医師がバーンアウトする時って、忙しすぎて体が限界のときもあるし、心が限界っていうときもあります。

 そんな時に新井先生が登場。「もちろんそんなのあんたのせいに決まってるわよ」って言いつつ、自分の過去の事を話してくれて。今辛いだろう白川先生に、新井先生と話ができるように配慮してるサクラ先生。今橋先生とサクラ先生が、北風と太陽みたいでした。

 みんな、なんだかんだと同じ経験をしてるからこそ、フォローしあえるし分かり合える。下屋先生とのやり取りも、お互いつらい思いをしたもの同士、これから一緒に頑張ろうという気持ちが伝わってきました、二人の間に流れる空気はLOVEというより、戦友って感じですね。

 ペルソナを去って先へ行くことを決心した白川先生。

「人生の目的や目標、事情が変わればそんな日は必ず来るよ」と送り出す今橋先生。

 

 医師の親が病気で、急に実家を継がなくちゃいけなくなる医師、結婚出産で当直勤務ができなくなる医師、研究の為に大学病院や留学先へ行く医師、もっと勉強したいと別の施設にうつる医師。医師を辞めてしまう医師。自身の病気や高齢で働けなくなる医師、色んな理由で医師が病院を辞めていきます。

「僕たちは、医者である前に人間だ」

 みんな将来に悩みながら生きている。最初は同じ医局で仕事していた自分の同期もみんなそれぞれの道に進んで行きました。何が正解ということもない、その人の人生なんですよね。

 

 が・・・そうやって医師がやめていった後に、すぐ他の医師が来てくれればいいのですが、どこの病院も医師が不足しています。ペルソナでも、金沢の大学病院でも。 

 総合病院で1人医長をしている四宮先生の父親のような高齢医師もおられます。でも、それだとその一人の先生が診療できなくなったら、終わりなんです。四宮先生が言うように、集約化するしかないと私も思うし、実際に産科はどんどん集約化されています。そして1話の隠岐の話でもあった「産めない街」ができていく(1話の伏線がここでくるとは流石です)。

 地方の医療崩壊まで描いてくれるコウノドリ、ほんとにリアルです。

 

 そして来週、四宮先生はどうなるのでしょう。父親の代わりに実家に帰って産科医をする決心をするのか、大学で研究の道を進むのか、それともペルソナに残るのか。

 なんとなくサクラ先生に「残ってほしい」と言ってほしそうな四宮先生の今後が気になって仕方ありません。

 

 

 そして、ここからはいつものように思ったことをつらつらと書きますね。

 

 冒頭のライブハウスでのシーン。

 何かを察して「ごゆっくり」と去っていく滝さん。

 ここで、サクラがベイビーってことを四宮が知ってたのをサクラは知らなかったし、 四宮が早剥の防止に関する研究を手伝ってたことをサクラが知ってるのを四宮は知らなかったということが判明しました。 お互いの事をこっそり知ってる二人か・・・(意味深)。 そして学生時代から友人だったみたいなセリフですよね。

 自分の進む道をサクラ先生に相談する四宮先生。自分が抜けたら、ペルソナが大変なことはわかってるから、なんとなく申し訳ない気持ちもあるんでしょうね。サクラ先生に背中を押してもらいたかったのか、引き留めてほしかったのか、真意が気になるとこです。

 で、なぜここでいきなり「結婚」の話題が??友人同士、お互いの恋愛事情を知ってるのでしょうか。「僕たちにもそんな日が来るのかもしれないね」って、二人が結婚する未来とかあったりするんでしょうか?。スピーチはやらないけど、隣に立ってやるとかある?(以下、自粛)。四宮先生のお嫁サンバは見たい。

 

 ドラマ設定の四宮ファミリーは、母が亡くなり、父と妹と四宮の3人家族と判明しました(原作では、母親は健在です)。父親はステージ4の肺がんって、それで診療するのはかなり大変ではないでしょうか。家族の立場としては治療に専念してほしい、しかし、医師として仕事を全うしようとする父親の気持ちもわからないでもない。クールな四宮先生の心の中を思うと切ないです。

 

 再登場の新井先生。とっても綺麗で可愛かったですね。ペルソナやめた後、半年ぶらぶらしてたって事でしたが、婚約者さんはどうしたの?てっきり、ご結婚されているのかと思っておりました。それにしてもいつの間にサクラ先生と電話番号交換していたんでしょう。医大でパート医師してることまでサクラ先生は知ってたとは、驚きです。

 

 四宮先生の実家から送ってきた海産物。

 のどぐろがある~~~~~。美味しいですよね。のどぐろ食べたいっ。冬じゃないからカニはないのね。原作ではゴロー先生はカニアレルギーという設定があるのになあ、惜しい。

 

 今後の最終話、どんな展開になるのか皆目見当もつきませんが、なんとなく隠岐の荻島先生がまた登場されるような気がする私、1話からの伏線回収に期待しましょう。